建物の水漏れを防ぐウレタン防水
バルコニーや屋上では水漏れしないように、ほとんどの建物で防水加工されています。
防水工事がおこなわれていないと、下階に水が漏れ、その部分に亀裂やヒビが入ったり老朽が早まります。
劣化すると建物の危険性が高まり、住宅価値に響くおそれもあるので要注意です。
建物自体を長持ちさせるためにもウレタン防水などを施しておく必要があります。
1.リーズナブルで耐久性の高いウレタン防水
建物の防水のためにさまざまな施工がありますが、中でもポピュラーなのがウレタン防水です。
均一になりにくい、完全に乾燥するまでに時間がかかるなどマイナス点もありますが、
それを上回るメリットもあります。
ウレタン防水がよく利用されている理由の1つがコストパフォーマンスです。
比較的リーズナブルで、少しでも施工費用を抑えたいと望む場合に適しています。
また、ウレタン防水は耐久性の高さでも優秀です。
老朽しにくく、施しておけば雨天時も水漏れを気にすることなく安心して暮らせます。
さまざまな形状に使える対応力もメリットです。
バルコニーや屋上など一般住宅やビルはもちろんですが、少し特殊な形状にも施工できます。
ウレタン防水は施工した後のメンテナンスも肝心です。
約5、6年程に1度はトップコートを再塗装し、品質をキープしておかなければなりません。
2.密着工法と通気緩衝工法の2種類がある
ウレタン防水の施工方法は2種類あります。
まず1つが密着工法です。
ベランダなどに使用されることが多く、工程もシンプルです。
また、工期も短く比較的費用がリーズナブルになります。
もう1つが通気緩衝工法です。
施工費用は密着工法に比べると高くなり工程も増えますが、
年期の入った古い建物に施工できるなどさまざまなメリットがあります。
裏側に溝が空いているシートを使用するのが特徴で、
老朽したマンションやビルなど水を含んだ下地に適しています。
溝を通り道にして、下地に含まれた水分を外部に放出できるのが利点です。
ルーフバルコニーや陸屋根、マンションの屋上など面積が広い場所でも対応できます。
どちらの工法も定期的なメンテナンスが必要です。
建物を良い状態にキープするためにも、補修やトップコートの塗り替えは怠れません。
老朽を放置せずに、適切な対応をしておきましょう。
3.ウレタン防水工事の工程
ウレタン防水工事の工程は、まず現場確認からはじまります。
見積りは内訳をきちんと確認しておきましょう。
ウレタン防水施工をする前に、きれいに塗るために洗浄が必要になります。
傷んでいる部分は補修がおこなわれるのが基本です。
次に資材にウレタン材が吸収されるのを防ぐために下塗り材の塗布がおこなわれます。
通気緩衝工法の場合はこの段階で溝が空いたシートを貼ります。
ウレタンの中塗りをしたあとに上塗りし、最後にトップコートを塗って完成です。
防水施工のリフォーム時期は、環境により異なります。
また、そろそろリフォームを考える時期というシグナルが表れるので、それを目安に検討するのも良いでしょう。
表面が色あせてきた、ひび割れがおこった、
排水のまわりにごみがたまるようになったという場合はそろそろリフォームを考える時期かもしれません。
苔や雑草が生える、防水層が膨れ上がる、ルーフドレンが詰まる、室内が雨漏りする、
これらがおこった場合は早めのリフォームがおすすめです。
ウレタン防水は、費用がリーズナブル、耐久性が高い、さまざまな形状に対応できるなどメリットがあり、
マンションやビルのバルコニーや屋上などで用いられています。
工程は洗浄、補修、下塗り、中塗り、上塗り、トップコート塗布の順です。
リフォームのサインが表れたら早めにウレタン防水工事を検討しましょう。
広島県の防水工事は、株式会社KSテックにお任せください。
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