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防水工事の種類と耐用年数とは


 

 

防水工事を頼むときには、さまざまな工事の種類があり、それぞれの種類で工事に適した場所も変わってきます。

そこで防水工事を頼むときには、どんな種類があるのか紹介します。

また、それぞれ防水工事の種類の耐用年数はどのくらいなのか併せて紹介していきます。

 

ウレタン防水とは

防水工事の種類にはウレタン防水があり、ウレタン防水とは、

ポリイソシアネートを主成分とする主剤とポリオールを主成分とする硬化剤を撹拌し塗膜する種類の工事です。

また特徴として下地の形状に馴染みやすく、水密性が高い連続皮膜が得られます。

ウレタン防水は場所を選ぶことなく施工しやすいのが特徴で、費用も比較的安いと言われています。

そして防水工事のウレタン防水は、施工された床面が継ぎ目のない滑らかな仕上がりになると言われています。

さらにウレタン防水には3つ工法があるのも特徴で、密着工法、通気緩衝工法で、メッシュ工法があります。

密着工法はベランダなどの形状が複雑な場所に適しており、軽いため建物への負担が少ないです。

通気緩衝工法は、膨れの原因となる水分を脱気装置で排出する工法で、雨水対策を徹底したい場合に適しています。

メッシュ工法は、メッシュシートを接着する工法で防水層が軽いため、バルコニーなどに適していると言われ、

メッシュシートの効果で地震などにも強い防水工事の工法と言われます。

また防水工事のウレタン防水の耐用年数は、12年と程度です。

 

FRP防水とは

防水工事の種類の中には、FRP防水工事というものがあります。

FRP防水とは、FRPと不飽和ポエステル樹脂に硬化剤を混ぜ、

ガラス繊維などの補強剤と組み合わせ防水層を作る工法のことを言います。

またFRP防水のFRPとは、繊維強化プラスチックのことで、

繊維強化プラスチックとはガラス繊維のような強化剤で補強されたプラスチックのことです。

そのためFRPは耐水性や強度に優れ、衝撃に強いことから、自動車やバスタブなどにも使われ、

防水材としてはベランダ、屋根の床、木造住宅、駐車場に使われています。

そしてFRP防水はメリットが多くあります。

それは他の防水材よりも軽いのが特徴で、

建物への負担を軽くしてくれるので築年数が経った家のベランダにも適しています。

また硬化が早いので、施工期間が1日から2日で終わることもあると言われています。

そしてFRP防水工事の耐用年数は10年から12年だと言われています。

 

シート防水とアスファルト防水とは

防水工事にはシート防水というものがあり、ベランダや屋上などに使われることが多いです。

そしてシート防水とはシート状の防水材を複数枚繋ぎ合わせて作る防水層のことです。

防水工事のシート防水に使われる材料は、塩ビシートとゴムシートです。

塩ビシートの場合の耐用年数は、12年から15年で、現在のシート防水の主流として広く採用されているのが特徴です。

理由はゴムシートよりも厚く耐久性が高いからなのです。

一方のゴムシートとは、耐用年数は10年から12年で、外的な衝撃で破れるリスクも高いと言われ、

シート防水では塩ビシートが一般的に使われると言われています。

そしてシート防水の工法には、密着工法と機械固定工法があります。

またアスファルト防水工事とは、合成繊維不織布と呼ばれるタイプのシートに、

アスファルトを浸透させ防水剤としての役割を加えた状態で、防水箇所に敷き詰める工事です。

そしてアスファルト防水は、特に屋上の防水に用いられるのが特徴です。

またアスファルト防水は3種類に分けられ、その中には熱工法、トーチ工法、常温工法があります。

そんなアスファルト防水の耐用年数は、10年から20年程度だと言われています。

 

まとめ

防水工事にはウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水の4種類の工法があると分かりました。

またそれぞれの工法には、適した場所があると言えます。

そして耐用年数も防水工事の種類によって変わると分かりました。