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防水工事には水分量が少ない方がいい?しっかり乾燥させるのがポイント

雨漏りをしないためにも、防水工事は必要になります。

しかし、せっかく防水工事をしたにも関わらず、施工後に雨漏りをしてしまうこともあります。

それは「下地が十分乾燥した状態」での防水工事ではなかった可能性もあるからです。

 

防水工事では、下地処理が必要不可欠な工程です。このとき、一般に乾燥しているかどうか、測定装置を用いて計測します。

コンクリートの場合、水分計で8%以下の状態になるまで乾燥させなければなりません。

 

この数値は、水との相性の悪い素材に問題がでない安全圏内となる数値です。

下地処理してから、防水工事ではシートや塗料などを重ねることになります。

 

これは、コンクリートに限らず、水相手では相反するからです。施工するとき、接着強度が保持されなければ、ふくれの問題が生じます。

仮にコンクリート表面が乾燥しているからと、水分計で測定せずに防水工事を施すと、接着を阻害してしまい、防水層に空間ができてしまいます。

 

防水層が施されてた後、湿気や水分が寄ってきて、そこに日射による温度上昇が加わると、膨張圧によって防水層が押し上げられてしまいます。

難しい話になりますが、防水工事では十分に下地から乾燥させることが必要になります。

 

内部まで、しっかり乾燥していることを確かめるために水分計が必要になります。

今は、建設・土木業界では水分計が用いられています。コンクリート建材製造業、防水工事業、塗装業などでは必要になる測定機器です。

 

小型のハンディタイプなら、現場を選ばず簡単に測定可能です。

設定値以上の水分が検出されると、ブザーで知らせるアラーム機能や、測定値をそのまま表示し続ける機能などが標準装備されています。