防水工事にはさまざまな種類・工法があるので、建物によって最適な防水工事が必要になります。
今回は、定番となる防水工事についてご紹介します。
FRP防水
プラスチックとガラス繊維の塗料を使っているタイプです。
主に、バルコニーやベランダを防水するのに適しているので、手始めに工事がしたいならおすすめです。
見た目が美しいので、デザイン性を重視したい戸建住宅にも適しています。
FRP防水のメリット・デメリット
メリットは、塗装場所の形状問わず施行が可能に。ガラス繊維が入っているので美しい仕上がりが期待できます。
デメリットは、塗料の価格が高めなことや、ひび割れを起こしやすいことです。
ウレタン防水
ウレタン塗料を使っているタイプで、主に、屋上、バルコニー、ベランダにおすすめです。先に述べたFRP防水よりも気軽に防水できます。
ウレタン防水のメリット・デメリット
メリットは、形状を問わないという点や、塗料の単価が安めなので、全体の施工費用が安くなります。
デメリットは、FRP防水に比べると耐久性が低いこと。10年程度で塗り直しをしましょう。
シート防水
防水シートを使うタイプで、主に、屋上、屋根内部を防水することになります。
シートを貼るだけなので作業しやすい工事です。
シート防水のメリット・デメリット
メリットは、フラットな場所では施工が簡単で費用が安いことです。
屋根内部の防水に使用することで雨漏りの防止ができます。
デメリットは、屋根の形状が複雑だと利用できないこと。
シートタイプなので、基本的にフラットな場所にしか使用出来ないのが本音です。
もちろん、技術者によりけりです。