防水の種類の見分け方
防水工事を依頼するとして、防水の種類を聞かれた際にどのようなシート防水なのかを施工業者に伝えられるでしょうか。
見分けるには「継ぎ目」を確認します。
屋上やベランダ、バルコニーなどを確認する際、継ぎ目があるなら「アスファルト防水」あるいは「シート防水」です。
表面がザラついている場合はアスファルト素材で、なめらかであればシート素材です。
一方で、継ぎ目がない場合は、「ウレタン防水」または「FRP防水」だと判断できます。
このように、防水工事と一口にいっても、その工法については使用されている防水材の種類によって施工しなければなりません。
防水材の種類を見極める
防水工事はメンテナンスや改修の際に施工することもあります。
そのため、どのような防水材を使用しているかを見極める必要もあります。
その際、施工業者は「防水面の特徴」から種類を見分けます。
コンクリートで覆われている防水面であり、格子状に目地があるなら「アスファルト防水」です。
防水面に1m前後幅のシートの端につなぎ目があり、その表面がザラザラしているなら「改質アスファルトシート防水」です。
一方、同じ防水面でもシルバー色の塗装がしてあるなら「合成ゴム系シート防水」です。
ほかにも、防水面につなぎ目がなく、表面がなめらかなら「ウレタン防水」という種類もあります。
新築、改修を問わず複雑な形状に合わせやすく、戸建住宅のベランダの防水面にも適応できる種類です。
防水工事について
それぞれに特徴が異なり、防水性を高めたい場所に適した種類や工法があります。
下地処理も必要になったり、ベランダ防水機能が低下しているなら外壁も汚れや劣化が気になるようになります。
防水工事を請け負う業者に調査依頼をし、適した工法で施工してもらいましょう。