ウレタン防水は安価でどんな形状の場所でも行えるメリットがあります。
ウレタン樹脂による防水層によって、雨水の浸入を防ぎます。
そこで今回はウレタン防水がどんな工事なのか、メンテナンスを行なうべきなのかについてご紹介したいと思います。
防水工事について
マンションなどの屋上に施すウレタン防水は、工法によって工程は異なります。
今回は一般的な通気緩衝工法をご紹介します。
高圧洗浄・補修
様々な汚れが付着しているので、高圧洗浄機で取り除き、ひび割れなどがあれば雨漏りの原因になるので補修を行ないます。
下塗り材の塗布
下塗りを行なうことでウレタン防水が下地に吸収されません。
通気緩衝シートを貼る
ボンドを使って貼り付けます。
ウレタン防水の中塗り・上塗り
液状のウレタン防水を塗布し、硬化してから再度塗布していきます。
トップコートを塗布
最後に防水保護層となるトップコートを塗布します。
ちなみに、トップコートは塗り重ねた防水層を紫外線などから保護するために塗ります。
メンテナンスについて
防水工事を行なってから何もしなくても大丈夫ではありません。
15年以上経過している場合は防水工事が再度必要になります。
約5年程度なら防水層を保護する役割となるトップコートの塗り替えだけで十分です。
しかし、メンテナンスは早めの方が良いでしょう。
というのは、トップコートは防水材ではないからです。
紫外線から防水層を守る役割をしていて、トップコートが剥がれてくると当然、紫外線の影響によって防水層の劣化が早くなります。
なのでメンテナンスを早めにすると、工事費用を抑えることにもなります。早め早めにメンテナンスはしておきましょう。