ウレタン塗料による防水工事も様々な工法があります。
今回は建物で多く施工されることが多い密着工法やメッシュ工法、通気緩衝工法の3つに注目して解説していきます。
これらの違いが分かることで、どのような工事か理解することができるでしょう。
防水工事のウレタン塗装における3つの種類を紹介
密着工法
これはローコストで、工期も短い工法として知られています。
密着工法はコンクリートの下地にウレタン塗料を2層塗布し、最後にトップコートを施す工法です。
ただ、コンクリートの状態が悪いとすぐに寿命が来てしまうため、コンクリートの状態、特に水分の状態をチェックすることが重要といえる工事です。
メッシュ工法(密着メッシュ工法)
これはコンクリートの下地にメッシュシートを敷き、その上にウレタン塗料を塗布する密着工法を施します。
ひびが入りにくいメリットもあり、強度が増すメリットが得られます。
ただし、こちらも密着工法同様に水分を含んだコンクリートに施工すると膨れてしまうリスクがあります。
通気緩衝工法
これはコンクリートの上に通気緩衝シートを敷き、脱気塔を設置します。
そして下塗りを行い、ウレタンの密着工法を施すという手間のかかった方法です。
これまで防水工事が行いにくかった水分の多いコンクリートであっても水分を脱気塔から出すことによって施工ができます。
ただし、注意点として費用が掛かる工法として知られており、最も安価な密着工法の2倍以上の費用が発生する工法です。
その分メリットが大きく安心して施工できるものになっています。