防水工事はウレタン防水とFRP防水、シート防水、アスファルト防水と種類が豊富で、
施工する際は事前に基礎知識を身につけておくとスムーズです。
1.防水工事それぞれの特徴
ウレタン防水は、厚みがあり複雑な形状に施工できます。
ふくれがおこりにくくつなぎめがないのも特徴です。
FRP防水は特有のにおいがあるのが問題点ですが、強度が高く均一に仕上がるのが利点です。
陸屋根や屋上など幅広く対応できます。
シート防水は塩ビシートやゴムシートなど、施工の際にシートが使用されます。
工期が比較的短く雨の日に施工が進められるのも良い点です。
アスファルト防水はトーチ工法や熱工法、常温工法と種類があります。
紫外線に強く強度が高いので、ビルやマンション、大規模な施設の屋上にも最適です。
2.防水工事の費用
防水工事の費用は使用される素材によって異なります。
ウレタン防水は、1平方メートルで約4500円程度から約7000円程度、
FRP防水は約6000円程度から約8000円程度、シート防水が約4000円程度から約8000円程度、
アスファルト防水が約5000円程度から約9000円程度です。
これらはおおよその目安になり、トータルの費用は規模や形状、業者により差があります。
3.防水工事の耐久性
防水工事はそれぞれ耐久性も異なります。
ウレタン防水が約8年程度から約10年程度、FRP防水は約10年程度から約12年程度、
シート防水が約10年程度から約15年程度、アスファルト防水が約15年程度から約20年程度です。
このように、耐久性が高いほど費用は高くなり、リーズナブルなほど耐久性は短くなります。
防水工事は耐久性、費用が異なります。
ウレタン防水やシート防水は耐久性は短いのがマイナス点ですが、
費用が安く抑えられるのが良い点です。
FRP防水やアスファルト防水は費用は高くなりますが、耐久性の高さが利点になります。