ベランダやバルコニー、屋上などの床面に施行するのが防水工事です。
この防水工事には様々な種類があり、今回紹介する密着メッシュ工法もその1つです。
今回は、この工法を中心に解説し、どのようなものかまとめました。
密着メッシュ工法とは?
防水工事で行われる密着メッシュ工法は、ウレタンの防水塗膜を行った上にメッシュシートを用いて補強する工事です。
ウレタン防水密着工法とも呼ばれ、メッシュ工法の別名もあります。
いずれにしてもメッシュシートで補強を行うため、より強度の高い防水工事になっているのが特徴です。
強度に優れた施工方法ですが、メッシュを密着させるための塗料は有機溶剤を用いることがほとんどなので、施工中は刺激臭があります。
このような臭いが気になる方も多いため、施工前に事前に周辺の方や発注した住民の方に説明を行ってから施工していきます。
優れた強度が期待できるため、マンションの大規模修繕工事でベランダやバルコニー、屋上の平場と呼ばれる場所をリフォームする際に積極的に行われる工事です。
どのような場所に適しているのか?
密着メッシュ工法は、購買のある場所や下地が複雑な形状の場所に施行されることが多い工法です。
実際、密着メッシュ工法は塗膜を均一にしやすいメリットがあり、このような場所で施工すると見た目も美しく機能的な防水工事が施工しやすいメリットがあります。
さらにメッシュシートを利用していることで継ぎ目のない仕上がりになる点も注目といえるでしょう。
まとめ
密着メッシュ工法は、ベランダやバルコニーのような場所で利用されるウレタン塗料にメッシュシートを敷いた工法です。
勾配のある場所や不均一な場所など塗料だけの防水工事では施工しに行く居場所も美しく均一な仕上がりが期待できます。